カンボジアの現状 |
カンボジアは、1975年から79年までのポル・ポトの独裁政治によって教育システムが破壊され、現在でも学校教育の整備が遅れています。また、世界的に見ても 途上国では現地語で書かれた本や子ども向けの本が不足しています。 その中でもカンボジアは、商業出版が確立しておらず、子どもの本が圧倒的に不足しているため、教科書や学校で使用する教材以外の本を子どもたちが手にすることはほとんどありません。 このようなカンボジアの現状、私たちがカンボジアの農村で調査を行い、研究の成果から教育の重要性が明らかになったこと、以上のことからカンボジアの子どもたちに本を届けるということになりました。 |
First Book |
私たちが訪れたカンボジア コンポントム州の農村では、童話や神話なども絶たれ、子どもたちが”本”や”ストーリー”と出会うことはないといっても過言ではない状況にあります。 そんな地域に住む子どもたちに本を届けるということは、子どもたちにとって初めて手にする本、初めて出会うストーリーになるかもしれない。つまり、子どもたちにとってのFirst Bookとなるかもしれないということです! そして私たちにとってもこの活動の記念すべき1冊目の本、First Bookであるのです。 |
テーマは「夢」 |
子どもたちに夢や希望を与えられるような本にしたい。 本(ストーリー)に初めてふれる子どもたちを想定し、現実に近づけつつ、ファンタジー要素を取り入れたオリジナルストーリーの絵本となっています。 この絵本を通じて、自分の夢や将来について考え、扉を開くきっかけにしてほしい。目的や目標を持って努力し、将来の可能性を広げてほしい。 そんな想いを込めて制作しました。 また、私たちが本を贈り、子どもたちが本と出会うこと。それだけでもカンボジアの”教育”に微力ながら寄与できるのではないかと考えます。 |
スケジュール |
2014年2月19~21日、カンボジアの子どもたち300人に本を届ける 場所:カンボジア コンポントム州 Toul Popurea , Sre Slamor , Chhok , Tipo の4つの村(私たちが2012年夏の調査で協力いただいた農村です) 内容:・私たちの手から直接子どもたち1人1人に絵本を贈る。 ・教科書を贈る予定。 (昨年2期生が行った活動により制作された教科書です) →教科書を制作しているアンコール大学の松岡先生のご厚意により絵本 と一緒に教科書も子どもたちに贈れることとなりました。 |
街頭募金のお礼 |
12月7日8日JR西宮駅、阪急川西能勢口駅で募金活動を行い、2日間で165238、2ペンス1ペニーが集まりました。多くの皆様に暖かいご理解とご協力をいただき、多くのご寄付が集まりました。今回お預かりしましたご寄付は、この企画「First
Book」カンボジアの子どもたちへ届ける絵本の製作資金として大切に使わさせていただきます。 多くの皆様にご協力頂きましたおかげで、当初200人の子どもたちに絵本を贈る予定でしたが、300人を超す子どもたちに絵本を贈ることができるようになりました。 ご協力いただきました皆さま本当にありがとうございました。 |