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BFC(Book For Children)は関西学院大学経済学部、栗田ゼミの活動です。

関西学院大学 経済学部 栗田ゼミ
関西学院大学経済学部栗田ゼミでは、主に開発経済学を学んでいます。
開発経済学とは、途上国とそこに住む人々がどのように貧困から抜け出し発展していくかを実証的に研究する学問です。

実際に私たちは、毎年3年生の夏季休暇を利用して途上国の農村部を訪れ調査をしています。
その調査で得られたデータを用いて、研究を行っています。
1期生はベトナム、2期生はカンボジア、3期生はケニアでそれぞれ調査を行いました。4期生は今年、マダガスカルで調査を行う予定です。
1・2期生の研究の結果に共通して表れたことが、教育の重要性です。

自主的な取り組み
実際に現地を訪れ現状を知り、お世話になった方々に何か恩返しがしたいと考えました。
ベトナムの調査を行った農村部では、貧しさが故に年間の中でも大きな行事である旧正月を満足に祝えることができないという現状がありました。
その問題に対して、農村の人々が新年を迎えられるように募金を集め現地に送金を行いました。
またカンボジアに関しては、4つのテーマで行った研究すべてにおいて教育の重要性が表れたこと・現地でお世話になった先生が教科書支援活動を行っていたことから、実際に調査を実施した農村部の子どもたちにその教科書を届けることを決めました。そのため、昨年度は募金活動や絵本の制作などの活動をすすめてきました。
そしてついに今年、実際にカンボジアを訪れ、初めての絵本を届けました。

BFC設立の経緯

上1・2期生がベトナム、カンボジアでのフィールド調査を行った結果、2カ国の研究から共通して分かったことがあります。それは「教育の重要性」でした。
途上国では現地語で書かれた本が不足しています。教科書や学校教材以外の本を子どもたちが手にすることはほとんどなく、童話や神話での言い伝えなどもない状況にありました。
本やストーリーと出会う機会に恵まれない子どもたちが途上国にはたくさんいること、そして途上国の貧困脱却に教育の質の向上や教育の機会を増やすことが必要不可欠であるというというゼミの学びを経て、一人でも多くの子どもたちに「1冊でも多くの本に出会ってほしい。本を通じて途上国の教育問題の改善に貢献したい。」と思い、栗田ゼミ2期生が中心に2012年10月、この絵本プロジェクト「Book For Children」を立ち上げました。

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